首の骨の損傷は、全身に悪影響を与えます!
首の骨は、なぜ重要なのでしょうか?
脳の下部から、脊髄神経という神経の太い束が出て、
全身をコントロールしたり、
全身の状態を感じ取ったりして、
常に状態を把握しています。
その脊髄神経は、
背骨(頚椎・胸椎・腰椎)の中に空いている、
椎孔という空洞の中を通って、
首から腰の方に伸びています。
そして、背骨の骨と骨の間で、
脊髄神経と末梢神経がつながっています。
今回は、脊髄神経を、
メインに説明します。
(脳と脊髄神経は、中枢神経と呼ばれています)
首の骨を損傷すると、
こんな恐ろしい症状が出ることも!
例えば腰の骨がずれたり骨折したりして、
脊髄神経(馬尾神経)を損傷した場合には、
「足が動かなくなる」などの、
腰から下に障害が出ます。
それが、首の骨の場合は、
「全身麻痺」など全身に影響が出ます。
テレビや映画で、敵を倒すのに、
首をゴキッとひねって、
一瞬にして相手を倒すシーンがあるのですが、
首をひねるという行為はそれだけ危険なのです。
それなので、法律では、
””首を急激にひねる施術””を、
禁止しています。
7個ある首の骨でも、頭に近ければ近い骨ほど、
体で影響の出る範囲が広がるので、
危険度が高まります。
バイクや自転車などで、
路面の状態が悪く、
衝撃が伝わってくるような条件での走行は、
首に負担がかかるので、
十分に注意して下さい。
そして、意外と知られていないのが、
重いものを持つと、
首にも負担がかかるということです。
腕の重さは、肩甲骨を介して、
鎖骨・肋骨・胸椎・頚椎(首の骨)、
そして後頭骨にまでかかります。
首や後頭部にも、重さがかかるというわけです。
筋肉は、骨に付着いているので、
筋肉が一生懸命引っ張れば、
それだけ骨にも負担がかかります。
ということは、骨もズレやすくなるという事です。
重い鞄を持ったり、肩にかけていると、
首にも負担がかかっているので、
気を付けて下さい。
最後までお読み頂きまして、
ありがとう御座いました。
横浜市西区の鍼灸院
鍼治療幸
院長の横田浩一が、
お伝え致しました。