夏の暑い時に風邪にかかっても、

はっきりとした症状が出ない時が多いので、
風邪だと気付かない人が多いようです。

気温が高いと、免疫力も上がるので、
風邪にかかっても、悪化しにくいことが理由のようです。

でも、逆に、治りづらくなり、
長引いてしまうことの原因にも！

さらには、エアコンの影響も、
治りにくくなる原因に！！！

夏場は、気温も湿度も高く、体温も上がるので、
不快になり、エアコンを使います。

熱中症予防の面から言っても、
もちろん適度に使う必要があると思います。

ですが、エアコンの風は、極端に温度が低いので、
肌が露出していて、エアコンの風が当たるところは、
極端に冷やされてしまいます。

そうすると、必要以上の体温低下を防ぐために、

冷やされているところの、血流を減少させ、
体温低下を防ぎます。

人間は、脳をきちんと働かせるために、
脳の温度や、血中酸素量、PH(ペーハー)値、
血液中の栄養素(ブドウ糖・アミノ酸・脂質など)の量などを、
脳を基準として、調整しています。

すなわち、手や足などが冷えた場合は、
脳が冷えすぎないように、
血液温度の低下を防ぐ働きで、
手足の血流量を減らすのです。

その状態が続くと、手や足の冷えはさらに悪化して、
免疫力が低下してしまい、
インフルエンザなどの風邪のウイルスが、
増殖してしまいます。

これが、首や肩の場合でも同じです。

首や肩もエアコンの風が直に当たりやすく、
冷えやすいところだからです。
風邪をひいた場合は、体温を上げて、
免疫力を上げなければならないのに、
夏場は気温が高く、暑苦しいので、エアコンを使う、
そのエアコンの極端に冷たい風に冷やされて、
免疫力が下がり、風邪が治らない。

このような悪循環になってしまうのです。

夏でも、インフルエンザやライノウイルスなどの、
風邪のウイルスは、人から人へと、
感染や増殖を繰り返しています。

夏は風邪のウイルスが無くなる訳ではなく、
症状が分かりにくいので、
風邪だと思わないだけなのです。

例えばこのような症状です。
＊やる気が出ない、気分が落ち込む、不安になる
これらは、脳に風邪のウイルスが影響して、
出やすくなる症状です。

他には、
＊肩・首・背中のコリ・痛み、腰痛
＊歯の痛み、歯茎の痛み、口内炎
＊目の痛み、目のピリピリ感、めまい、ふらつき
＊腹痛、胃や腸の痛み・違和感、食欲不振、下痢

頭痛やくしゃみ・鼻水などの症状であれば、
風邪かな？　と思うのですが、
これらのような症状だと、
風邪だと思わないですよね？

その他にも、
もともと腰が悪いとか、膝が悪いなどの、
悪いところや弱いところのある方は、
その、悪いところや弱いところに、
痛みが出やすくなります。

やる気が出ない、気分が落ち込むなどの、
精神的な症状や、
痛みやコリ、めまい・ふらつきなど、
風邪は、さまざまな症状を引き起こします。

部分的な症状だけみて、治そうと考えると、
原因に対処できていないので、
全く効果が出ない場合もあります。

ご自分の周りで、咳をしていたり、
鼻をかんでいる方がいたら、
自分にもその影響があると考えてみて下さい。

夏風邪も万病のもとです。
さまざまな症状も出ます。

早く治すには、手や足の冷えを防ぐこと、
冷たい飲み物や食べ物を摂らないこと、
睡眠時間を十分に取ること。
以上のことが重要になります。 

基本的には、冬場の風邪の時の対処法と、
同じなのですが、
夏場は暑いので、寝苦しくない程度に調整して、
水分補給を忘れずにして、
睡眠時間を確保して下さい。

原因が分からない時、
なかなか治らないような時は、
専門家に相談して下さい。

最後までお読み頂きまして、
有難う御座いました。

横浜市西区の鍼灸院
鍼治療幸

院長の横田浩一が、

お伝え致しました。