5月病? うつ病? それとも風邪?
その症状は、5月病なのですか?
ゴールデンウイーク明けに、
*やる気が出ない
*気分が落ち込む
*疲れやすい
*集中できない
などの症状が出て、
<五月病>かな?と考える人も、
いるのではありませんか?
環境の変化などが、精神的ストレスとなって、
体調などの不調をきたす・・・・
でも、
そこで、環境の変化に、
気候の変化を加えないのはなぜですか?
4月中旬位から急に暖かくなり、
服装も薄着になってきます。
気温が上がるということは、
気圧が下がり、
人間は、副交感神経優位の状態になる!
そのような、
気候の変化による体の変化です。
そうです、副交感神経優位ということは、
雨の日と一緒で、
人間の体は、
<体を治すモード>になり、
体も気持ちも、
非活動的になるということです。
雨の日が、けだるくて、
なんとなくやる気が出ないのは、
そのためです。
体を治すには、
おとなしく寝ているのが一番良いので、
無意識のうちに、
体も気持ちも、休む状態になっているのです。
本来ならば、その時に休めば、
次の仕事に向けて、
体と気持ちの準備ができるのですが、
ゴールデンウイークなどで、
長期間の休みがあり、
そこで旅行などの、さらに別の、
非日常を入れてしまいます。
飛行機に乗ったり、車を長時間運転したり、
ストレスにより、交感神経が、
強い緊張状態になってしまいます。
そして旅行先でも非日常なので、
交感神経が優位になりやすい状態です。
時間に余裕を持って、
大自然の中でのんびりするのであれば、
交感神経の緊張もほぐれ、
ストレス解消になるのですが、
渋滞や人混みは、さらなるストレスを生み、
交感神経の緊張を高めます。
そして、さらに怖いのが、
人の移動や人混みによる、
風邪などの感染症です!
気温が上がってくると、
はっきりとした症状が出にくいので、
わかりにくいのですが、
もちろんインフルエンザもあるのです。
インフルエンザなどは、冬だけだと、
勘違いされている方もいるのですが、
冬に急にウイルスが現れる訳はありません。
一年中人から人へと感染を繰り返しています。
ウイルスは、宿主となる人などの細胞がなければ、
増殖できないからです。
インフルエンザが流行している時に、
家族の中で一人だけ症状が出ない人がいた時は、
その人だけ感染しないのではなく、
『 ウイルスが体内に入っていても、
自覚できる症状が出ない! 』
そのような状態だと考えて下さい。
免疫力や体力があると、
様々な自覚症状が出る前に、
体が治してしまうのです。
風邪の影響があるかどうかは、
まず、足の冷えを見てみます。
冷えがある場合は、
足から身体にかけて、軽く汗ばむ程度に、
暖めてみて下さい。
しっかり暖めて、一晩睡眠をとり、
次の日に5月病の症状が軽くなっていれば、
風邪の影響がある場合が大きいです。
体の疲労具合や、
風邪の影響の度合いにもよるので、
ご自分での判断はつけにくいと思うのですが、
やけに疲れが出ていたり、
気分が落ち込んでいる時は、
風邪の影響も考えてみて下さい。
インフルエンザなどの風邪は、
疲労感や体の痛み、
脳に影響が出ると、
気分の落ち込みなどの症状が出ます。
ほら!
5月病の症状と似ていますよね!?
5月病の症状が、長期化したり、
悪化したような症状になると、
うつ病
と考える人が多くなります。
さらにこの時期は、
<<黄砂>>
の影響が出やすいので、
インフルエンザなどの風邪は、
症状が悪化しやすくなります。
気圧の変化や自律神経など、
本来、体調の変化に、
最も影響しやすい要因を考えずに、
症状ばかりに気を取られてしまうと、
全く見当違いな判断になってしまいます。
長時間のストレスは自律神経を、
交感神経優位の状態に変えて、
免疫力を低下させます。
ご自分が、自律神経を乱す生活をしていないかと、
考えてみることも、
健康維持には重要です。
それと、
風邪は万病のもと、です。
色々な症状も出ますが、
風邪らしい症状が出ない時も多いのです。
症状だけにとらわれず、
ご自分の体の状態を、
違った角度から、落ち着いて観察してみて下さい。
全く違う判断ができるはずです。
症状は本来、体を治すために出ている、
体の正常な働きです。
横浜市西区の鍼灸院
鍼治療幸
院長の横田がお伝え致しました。
最後までお読み頂きまして
ありがとうございました。